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エボラ出血熱、日本での対策は?入ってくる可能性は本当に無いの? [エボラ出血熱]

この記事は8分で読めます。

猛威を振るうエボラ出血熱。世界での現状を改めて見てみる
日本での対策はどうなっているの?


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2月に発生し、現在3カ国で猛威を振るっているエボラ出血熱。

7月31日にはエボラ出血熱と疑わしき感染者が香港にて確認されました。
幸いにもその女性は陰性だったとされていますが、
日本の目と鼻の先で疑わしい症状が出るほどの状況は異常です。

本当に日本は大丈夫なのでしょうか?
万が一の場合、自分たちで出来る対策はないのでしょうか?

◆関連記事
⇒ エボラ出血熱の症状画像・ギニア現地画像まとめ
⇒ 【ユニセフ】ギニア:エボラ出血熱発生と判明。エボラウイルスとは

2014年エボラ出血熱大流行の現状



ebola-11.jpg


そもそも、2月から始まっているエボラ出血熱。
現在はどうなっているのかを改めて確認してみましょう。

2014年7月31日付のWHO発表によると
累計感染者 : 1201名
累計死者 : 722人
死亡率 : 56%

参考:WHO | Ebola virus disease, West Africa – update

Guinea_Sierra_Leone_Ebola_Map_April_14_2014.jpg


大きな汚染地域はギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国。
2月に発生したこの大流行は6月上旬に一旦収束するかと思いきや
ほかの村に飛び火してしまったために大きな問題になりました。

alp5280.JPG


現在も加速度的に被害者が増加しています。

今までの最大の死者数は1976年コンゴ民主共和国での280人。
当時の累計感染者は318人と記録されていました。
今回はその3~4倍に当たる被害者が発生しています。


そもそもなぜこうも拡大したのか



そもそもなぜ拡大したのでしょうか?理由はいくつかあるそうです。

●現地の価値観の問題

現地の住民は国境なき医師団(以下MSF)やWHOなどの
訓練を受けた医療チームの受け入れを拒否する傾向があるそうです。
その数なんと20村
参考:西アフリカ:なぜエボラがここまで流行したのか?――MSF医師の見解(上)

そのために医療スタッフが封じ込めの前に
現地住民と交渉をしなければいけないという異常事態になっています。

この理由は現地付近欧米人によると現地住民の教育が徹底されておらず
祈祷や土着療法の方が良いと考える人が多いためだとか。
当然隔離にも応じず、逃げ出す人もいるそうです。

また、ウイルスに対する知識があまりにも浸透しておらず
伝統として葬儀の際に体に触れるという風習も拡散を強めています。

さらには、医療スタッフが病気を持ち込んできたと考える人も多く、
また、仮に感染した家族を預けても、最終的に亡くなってしまったら死に目に会えないということもあるなどということから、預けたがらないこともあり難航しているようです。

●ネオエボラの恐怖

MSFはこれについてプレスリリースをあまりしていませんが、
WHOなどは今回のウイルスは新株であると発表しています。
どうやら今回のエボラ出血熱は変異があるようです。

2012年にもそう言った変異型ウイルスが報告されています。
その変異の内容は主に3つ。

1. 潜伏期間が長くなった
潜伏期間が長くなるとより遠くにウイルスが運ばれる可能性が高くなる
2. ほかのエボラウイルスよりも死亡率が低い
宿主が死亡しないことでウイルスが長く残る
3. より強力な感染力を会得した
空気感染またはより強力な接触感染能力がついたと考えられている。後述。

3番は確定情報ではありません。
そもそもエボラウイルスは空気感染しない筈でした。

しかし、今まで空気感染しないはずのエボラウイルスがまるで空気感染するかのように、訓練を受け、万全の防御をしているはずの医療スタッフにまで大量に感染していることから、空気感染するようになったのでは?と大きな疑問となってしまっているようです。

●発生地域と地域の風習

そんなエボラ出血熱の変異も然ることながら、
もっと不運だったのは発生した地域が悪かったことでした。

最初の感染は2014年2月。
複数の場所で見つかったものの、特に致命的だったのが
なんとギニアの首都であるコナクリで4名もが感染したこと。

コナクリの人口は200万人とされており、
大きな都市のど真ん中で感染者が発生した形になります。

今までは地方の集落などで発生しており封じ込めが容易だったのに対して
感染の拡大がより早く広がってしまったと専門家は話しています。


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エボラ出血熱に対する世界各国の対応



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◆現在勧告されている発表・警告・規制

・当事国
7月、リベリア:国境封鎖
8月、シエラレオネ:非常事態宣言(隔離政策・外遊中止)


・当事国以外の国
8月、米国・CDC:不必要な渡航を控える/非常事態宣言
8月、日本・外務省:不必要な渡航を控える
8月、ヨーロッパ各国:不必要な渡航を控える/非常事態宣言


世界各国、現在当事国への渡航については控えるように宣言しています。

各国ともに一見低い規制のように見えますが、
少なくとも米国ではこれが最高レベルの警告になっているようです。

経済的・国家間の関係があるからか
国交断絶・渡航の全面禁止は各国ともにしないようです。
相手国の経済・救援活動を考えるとできないのかもしれません。


日本での対策は?私たちはどうすればいいの?



日本では現在はこれといった対応は見られませんが、厚生労働省だけでなく、外務省がエボラ出血熱に対する情報を大量に提供しています。

外務省・海外安全ホームページによると、エボラ出血熱に汚染されている地域は危険度4段階のうちレベル2~レベル3のようです。
接触がなければ感染することもないためなのかもしれませんが、低いですね。

しかし、外務省の提供する危険情報は基本的に
渡航者の移動を制限するものではない
とされている上、渡航した場合罰則があるわけではないので
基本的には渡航などについての対策は取ることができないようです。

治療の対策は主に対症療法しかありませんから
日本政府は当然ワクチンや治療薬は開発していません
(但し、米国を中心に治療薬が開発中であり、今年9月には投入されるとされています。)

エボラ出血熱の危険性は主に
汗や血・尿などに触れて感染する接触感染と異常な致死率です。
エボラ出血熱は疑いのある患者や発症した患者を素早く病院に隔離するようにすればかなり死者は減らせるとされています。


アウトブレイクが発生した地域と違い衛生設備・インフラが整った先進国と呼ばれる地域では
仮にエボラ感染者が発生してもそこまでの驚異ではないと分析されています。


日本での対応は国内でエボラ出血熱が見られた場合には
国や当該地方の行政などが主導して防疫体制は敷くはずなので、
万が一付近でエボラ出血熱が発生した場合には行政の情報に注意し従うようにしましょう。

また、他人に迷惑をかけないためにも
エボラ出血熱が発生している地域には足を踏み込まないようにすることが大切です。


まとめ



広がりつつあるエボラ出血熱。
近年で最悪の病気でもあるこの病気は拡大の一途を辿っています。

現地のボランティアスタッフの頑張りもありますが、
それでも先日の香港の例のように、いつ入ってくるかわかりません。

日本などヨーロッパでは各種体制がしっかりしているようですが、
行政の情報には注意して、可能な限り自分の身は自分で守れるようにしておきたいものですね。


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