【画像】あの人が…悪性リンパ腫で高倉健、逝去。ぽっぽや、ホタル、夜叉、画像で振り返る高倉健氏の活躍。

悪性リンパ腫で名俳優の高倉健が逝去。
ぽっぽや、ホタル、夜叉...名作で振り返る高倉健氏の活躍。

名俳優、高倉健さん。10日、悪性リンパ腫で亡くなっていたことが所属事務所から発表されました。享年83歳。海外メディアなどでも「日本の国民的名俳優」と呼ばれた高倉健さんの出演作品を画像で振り返ってみました。

高倉健さん、逝去。

映画俳優で歌手の高倉健さん。

「日本侠客伝」など、任侠映画を中心に活躍され、晩年には「幸福の黄色いハンカチ」「鉄道員（ぽっぽや）」「南極物語」などにも出演され、2006年には文化功労者、2013年には文化勲章受章を受賞されている名俳優です。

そんな高倉健さんが、今月10日、都内の病院で悪性リンパ腫のため、亡くなってしまったということが報道されました。享年83歳。
故人の意思ですでに近親者のみで密葬を行われたということです。

出演映画の多くが邦画史上にも残るヒットを残したこの高倉健さんの足跡を、改めて画像を集めて見てみました。

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高倉健さんの足跡

高倉健さんは1956年の映画「電光空手打ち」主演デビュー。
突然の主演デビューをした当時はなんと、まともな演技のトレーニングも受けたこともないまま、数多くの作品に出演し続けることがコンプレックスになっていたという記録が残っているから驚きですね。

1963年には『人生劇場 飛車角』で任侠映画デビューを行います。
以降『日本侠客伝シリーズ』『網走番外地』『昭和残侠伝シリーズ』などでも主演し、男性から熱狂的な支持を受けます。

ちなみに、当時任侠映画を中心に活躍されていた頃の高倉さんの風貌が、あの「ゴルゴ１３」主人公・デューク東郷のモデルとなったと、原作者のさいとうたかをさん自身が後日インタビューで話していました。

独立、そして晩年まで

任侠映画以外の作品もしたいと考えた高倉さんは1976年に独立。
1977年、「幸福の黄色いハンカチ」に主演し、大反響を受けます。
これによって、第一回日本アカデミー賞の主演男優賞を受賞。

1983年、名作映画「南極物語」に主演。この映画の人気から、それから23年経った2006年にディズニーが米国映画にリメイクするなどして話題になりました。

1985年、東宝の映画「夜叉」に主演。任侠ものの映画として話題になります。

1999年、19年ぶりに東映配給の映画「鉄道員（ぽっぽや）」で主演を演じました。この映画はローカル線の駅長に訪れる幸福を描いた作品。日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞とブルーリボン賞 主演男優賞を受賞。当時の受賞を総なめするほどの大人気で、直前の東映作品「北京原人 Who are you?」の損失をカバーできたと後日ゴシップ誌「噂の真相」の記事にのったほどだったといいます。

2001年、映画「鉄道員〈ぽっぽや〉」の降旗康男監督と高倉健が再タッグを組んだ人間ドラマを描いた映画「ホタル」に主演。高倉健さんも主演男優賞にノミネートされたが、「後輩の俳優に道を譲りたい」として辞退したということが話題になりました。

2014年11月10日に悪性リンパ腫により死去。2012年「あなたへ」が遺作となりました。

日本の映画史に名を残す名俳優、高倉健さん。
あちらでは安らかに眠られますよう、ご冥福をお祈りいたします。

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