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【閲覧注意】刺されたら死?恐怖のアカツツガムシとは!画像まとめ [●ニュース]

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秋田県に生息するアカツツガムシとは?
アカツツガムシはどこが恐ろしいのか?対策は?


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先日、秋田県の調査で再発見された
アカツツガムシ
というダニが大きな話題になっているようです。

このアカツツガムシ。
刺されると死ぬこともあるということですが、
一体全体どういった生き物なのでしょうか?その予防や対策は?

秋田県で生息が発見されたアカツツガムシ



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話題になったきっかけは先日14日。
秋田県が県内24箇所で依然生息していると調査結果を発表し、
それが主要メディアでニュースになったことから端を発しているようです。

このアカツツガムシというのは古くからいるダニであり、
秋田県を日本海まで流れる雄物川(おものがわ)の流域では
「ケダニ」と呼ばれて毎年死者を出すような危険なダニだったようです。

秋田県では堤防整備などが行われ、環境が整うに連れて
アカツツガムシによる死者は減少し、1993年には見られなくなっていたのだとか。
そのため既に絶滅していたものだと思われていたそうなのです。

しかし、今回調べてみるとあらびっくり。
アカツツガムシは調査地域42箇所中25箇所で発見されており、
依然として様々なところで生きていることから大きな話題になったようですね。

しかし、アカツツガムシとはどういう生き物なのでしょうか?


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アカツツガムシとは?なぜ危険なの?



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電子顕微鏡で見たアカツツガムシ


アカツツガムシはダニの一種です。
主に東北から北陸地方で活躍(?)しているダニです。
学名がLeptotrombidium akamushiと、日本語(赤虫=akamushi)が入っているところからも、世界でも日本で多く発生していることが伺えます。

アカツツガムシが危険だと言われるのは
ツツガムシ病というものを媒介するからだと言われています。

ツツガムシ病というのは主に東北地方の風土病とされてきたようですが、
このツツガムシ病というのが厄介で、
治療されない場合の致死率が20~30%と結構高いのが特徴的です。

そのため、ツツガムシ病に罹らずに無事過ごすことを「つつがない」という言葉にするほど恐れられたとも言われており、聖徳太子の時代からその病気が知られていたというのが恐ろしいですね。

ちなみにアカツツガムシが媒介するのはこの中でも、
古典型ツツガムシ病というそうで、新型よりも強毒性なのだとか。
しかし、ツツガムシ病を持っているアカツツガムシはすべての個体の中で3%しかいないと言われています。

アカツツガムシの個体減少から、ここ最近ではその古典型ツツガムシ病の感染者はほとんど見られず、2008年に一件、2010年にも一件発見された程度だったと言われています。


ツツガムシ病とは?



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そんなツツガムシ病は一体どういった病状を示すのでしょうか?

ツツガムシ病は主にツツガムシ類のダニに噛まれることによって感染します。
致死率は主に20~30%とかなり高いようです。

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アカツツガムシに噛まれた症例画像


症状は高熱や発疹などとされており、
ツツガムシ病の場合は夏から秋にかけて、
主に草むらなどに入るような外作業などをしたあとに感染するので
病院に行くときには思い当たることを話すと良いようです。

但し、確定するには血液検査が必要だと言われています。


アカツツガムシの対策は?どこで噛まれる?



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そんなアカツツガムシ。
実は夏の花火大会の後などで被害が出るケースが多いのだとか。

完全な予防はほぼ不可能だとされているので、
河川敷に行くときには長袖長ズボンなど、
できるだけ肌を露出しないような服装で行くことが良い
と言われています。

また、洋服に付着するケースもあるので、
河川敷などで行動した際には速やかに洗濯・入浴するのが望ましいようです。


まとめ



アカツツガムシの恐ろしいツツガムシ病。
夏の露出が多い季節はついついはだけてしまいますが、
河川敷など外に行くときにはちょっと注意したいものですね。

今年も「つつがなく」過ごせるように、
外に行く時などには虫刺されされないように気をつけましょう!


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