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【画像】公安警察VS京都大学?京大警察監禁事件まとめ:大学自治とは?【解決】 [事件]

公安警察VS京都大学?京大警察監禁事件まとめ
京大が監禁の理由とした「大学自治」とは?


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4日午後、公安警察の公安職員が京都大学の学生たちに取り押さえられて教室に監禁されている事件が発生したのだとか。一体どういうことなのでしょうか。今までの経緯から振り返ってまとめてみました。

公安警察VS京都大学・・・何が起こってるの?



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話題になっているのは4日13時、京都大学のキャンパスで公安警察の公安職員(スパイ)が「京大生と同校職員に」捕まって監禁された事件。現在は既に解決し、同日16時に監禁された公安職員は副学長から警察庁の警備二課に引き渡されて解決しました。

公安警察が正規の令状もなく学生について調べていたということで、監禁された公安職員は学生立会いの元、大学自治の侵害を理由に副学長と職員によって尋問されたのだということです。
しかし、一体何故こんなことになったのでしょうか?


デモで逮捕された学生から始まった



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きっかけは11月2日、全国労働者総決起集会において、安倍総理の「戦争と民営化」(戦争に関する法律の変更・非正規雇用などの規制緩和など)に反対するデモに参加した京大生2人が不当逮捕されたことから始まったようです。
*不当逮捕については本当に不当であったのか根拠が示されていないとも言われている。


翌日には彼らの不当逮捕を弾劾しようというビラが配られています。

デモの後日、逮捕された京大生について調査するため公安警察は京大生を調べるために公安職員を京都大学に潜入させたそうです。しかし、正式な令状もない調査だったために、4日に学生に発見された公安職員は学生たちに捕まりつるし上げられる事に


● 何故学生が公安職員を捕まえて公務執行妨害にならないの?
大学・学生側は令状がない調査は基本的に不法侵入と同じ扱いになるという主張のようです(令状がない調査=法に基づかない調査)。つまり、様々な思想や主張に対して学問の自由を保証されている大学に対して、令状もなく警察機関の人間が調査に入っていることの方が問題であるという考え方のようです。


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時間から追ってみる京大警察監禁事件



● 11月2日
京都大学学生が公務執行妨害という理由で逮捕。
しかし、学生側は不当逮捕だとして反対活動を始めます。
一方で、詳細はわかりませんが、公安警察は公安職員を京都大学に送り込みます。

● 11月4日13時頃
公安職員が校内で京都大学生に発見されます。
京大生に拘束された公安職員が財布などを取り上げられ教室内に監禁されます。





● 11月4日14時頃
「大学自治」の理念のもと、学生が呼び出した副学長と職員によって公安職員が尋問されています。




● 11月4日15時頃
京都大学や寮の周辺などに警察が100人以上展開。
捕まった公安を解放しないと突入すると圧力をかけてきている模様。






● 11月4日16時頃
副学長と警察の責任者が話をし、公安職員の身柄を引き渡される。


京大ポポロ事件との声も







東大ポポロ事件をもじって京大ポポロ事件だというように言われているこの事件。
確かにそういう雰囲気ですよね。

東大ポポロ事件(とうだいポポロじけん)とは、東京大学の公認学生団体「ポポロ劇団」が演劇発表会を行なった際に、学生が会場にいた私服警官に暴行を加えた事件。
日本において大学の自治に関する最高裁判所判例をもたらした事件であり、日本国憲法第23条に保障する学問の自由及びそこに含まれる大学の自治が問題となった。
出典 東大ポポロ事件 - Wikipedia


個人的にふと思い出したのが学生運動なのですが、こういうことも今時あるものなのですね。普通の大学ならば例え公安が不法捜査していてもスルーしそうなものですが、きちんとこういう対応を取るところは今時京都大学くらいなのかなぁ、とふと思いました。


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