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【ジブリ】トトロの元ネタ探訪?八国山病院画像まとめ [ジブリ作品]

この記事は5分で読めます。

トトロに出てくる2人のお母さんは八国山の病院に入院していた?
病院のモデル?東京白十字病院と新山手病院の画像まとめ


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先日11日。金曜ロードショーでジブリ作品の
超有名作品「となりのトトロ」が放送されましたね。

毎回視聴率20%超と言われる超人気番組ですが
人気だからかこの作品には様々な都市伝説があります。

その中で気になったのがさつきとメイの母親の病院のモデルが
八国山にある現新山手病院・八国山緑地付近でないか
ということ。
(アニメでは七国山病院となっている)
そして、サツキとメイの母親は結核だという都市伝説があります。
(制作サイドからは明言されていないため)

この病院は結核予防の病棟だったとも言われています。
そこで今回は医療当時の時代背景とともに
新手山病院について調べてみました。


となりのトトロの時代背景



となりのトトロの時代背景は
宮崎駿監督曰く「テレビのない時代

特に1953年を想定して設定したと語っています。
映画「コクリコ坂から」のパンフレット(企画のための覚書「コクリコ坂から」について「港の見える丘」より)


さて、サツキとメイのお母さんが結核ではないか?というウワサですが、
時代背景的にはこんな感じになっています。

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当時はまだ戦後まもなく、栄養状態の問題と
未だ結核治療が熟成していなかったことから
結核の患者数が相当数増えていたという時代です。


しかし、1953年という年はちょうど
有効な治療法となった3剤併用療法が誕生した頃にあたります。

さつきとメイのお母さんがかかってた?結核の治療の歴史と1953年

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サツキとメイの母親である草壁靖子が結核であったとしても、
全員が比較的明るい顔をしていたのは予断を許さないものの
実際に治療の兆しが見えていたからなのかもしれません。

そんなさつきとメイのお母さんが住んでいた(かもしれない)
新山手病院・八穀山緑地付近の画像を集めてみました。



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新山手病院・八国山緑地画像まとめ



さつきとメイのお母さんである草壁靖子が入院していた
病院のモデルとなったと考えられる八国山緑地周辺画像です。

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都立八国山緑地内地図。新山手病院と東京白十字病院が併設されているのがわかる。


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空気がきれいなところで療養させるしかない時期に建てられたからか
森が広がっていて非常に綺麗なところですね。

都立八国山緑地は新山手病院があることから
主に結核サナトリウム(療養所)として隔離されてきたという
イメージが特に周辺住民にとって根強い場所のようです。

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新山手病院は昭和14年(1939)年に
財団法人結核予防会により設立された保生園を元にしています。
引用元:結核予防会とは 沿革 | 公益財団法人結核予防会

設立当時は有効な治療法が無く、外気療法など
静養を基盤にした治療法を行っていたとされています。

現在も結核病棟は8床残っているようで、
未だ全国に3万人程度の罹患者がいる結核病の名残を感じさせます。


また、実は八国山緑地には東京白十字病院というのもあり、
こちらが実はモデルなのかもしれないという説もあります。

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こちらは1942年開業。こちらもメインは内科・呼吸器科とされてます。
モデルとした年代とも合致することからこちらも説として根強いですね。

この風景は雰囲気が特に似ていると話題になっています。

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飽くまで子供向けアニメであり、フィクションであるので、
おそらく制作サイドも2つの病院のイメージを
どちらもデザインにとっているのかもしれませんね。


長い命の戦いの歴史があった都立八国山緑地周辺。
森に囲まれ美しい地域なので、散歩にも最適です。

となりのトトロ探訪の際にはぜひこのあたりも歩いてみてはいかがでしょうか?



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