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書籍「不祥事」レビュー【4月放送予定ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作】 [●カルチャー]

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4月、日本テレビ系で放送開始のドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作小説、池井戸潤作「不祥事」です。

あのTBS系ドラマ「半沢直樹」の作家が書いた短編ものですが、今度は日テレでもドラマ化するんですねー。


この「不祥事」という、作品ざっくりプロットを説明してみます。

事務と人間観察が得意で、頭に血がのぼると手がつけられない若手ホープ、「狂咲」こと花咲舞と、営業課の調査役であり舞の上司、相馬健が、臨店のために各支店に出向いて調査する。
そして、その店舗にある問題、その背景にあるメガバンク「東京第一銀行」の歪んだモラルと因習を見つけ、それに立ち向かっていく。

といった内容の短編集です。


感想としては、池井戸潤にしては随分元気なキャラが出るなーというのが正直な感想。
一話一話が読みやすい短編集ですが、相変わらず元銀行員であった池井戸潤らしい銀行業務の描写の丁寧さが光っていました。

嫌がらせ、詐欺、他人を蹴落とすのは当たり前、みたいな半沢直樹とおんなじような厳しさがあります。

作者が書いた「半沢直樹」シリーズや「架空通貨」「株価暴落」などといった、1冊まるごとで書いていくちょっと重たい雰囲気と違って、短編集らしい「軽さ」を感じました。
別につまらないという意味ではなく、狂咲さんのキャラクターも相まってフランクなイメージがあるのでしょうか。

そう言う意味では今度4月スタートの日テレ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」も、TBSの本気である「半沢直樹」と違って大分コミカルな雰囲気になりそうですよね。


さてさて銀行が舞台のこの作品ですが、舞台は東京第一銀行なんですね。
聞いたことのあるネーミング。作者も同じだし...あの半沢直樹ともしかして一緒の職場?

なーんて考えてみたりしちゃいません?


でも、半沢直樹の舞台は東京「中央」銀行。

東京第一銀行は半沢直樹の舞台では2002年に産業中央銀行と合併して東京中央銀行という名前になっています。

小説そのものも2004年8月出版開始と、半沢直樹より早く登場もしており、半沢直樹とも関連があるのかも?


私としては東京中央銀行で半沢直樹次長が一瞬でもゲストキャラ登場しててくれたら面白いのになぁとか妄想してましたが...うむ。それもそれですな。


原作小説「不祥事」もまた味があって面白いですよ!

半沢直樹と同じ原作者のドラマ、期待ですね。
小説もドラマの前に見ることをおすすめします♪


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