北野武 仏国勲章”オフィシエ”受章 オフィシエとは？画像は？

北野武監督はどんな勲章を貰ったの？３冠したの？
北野武監督が受章する勲章の画像は？

お笑い芸人からスタートし、
現在は俳優、映画監督、小説家など様々な方面で
筆舌に尽くしがたいほどの成果を残している北野武さん。

そんな北野さんが今回仏国で文化勲章の「オフィシエ」を受章しましたね。

今回北野さんが受章された「オフィシエ」とはどんなものなのでしょうか？
また、既に受賞されている２つ「シュバリエ」「コマンドール」についても
どれくらいの価値があるのか、勲章の画像なども探してきました！

北野武監督とフランス

北野武さんは映画監督業はもとより、芸術分野でもフランスで高く評価されています。
特に芸術活動は個展が開かれるほど。

フランスでは1993年の映画「ソナチネ」でブームになった北野監督。
今までにない徹底的な暴力描写が話題を呼び、一躍時の人に。

1997年、ベネチア国際映画祭で「HANA-BI」が金獅子賞、
2003年映画「座頭市」が最優秀監督賞を受賞し、
世界の中では「お笑い芸人」よりも「国際的な映画監督」としての名声を手に入れることになりました。

そのため、フランスではとことん「映画監督」あるいは「芸術家」として見られています。

また、フランス人は簡潔で論理的な（感情を含まない）ドライな作風の北野監督が非常に好きなようで、感情論を押し出す「男はつらいよ」山田監督や「二十四の瞳」木下監督など、日本で人気のある監督はフランスでは全く見向きもされません。

そういった点で北野監督はフランスで強烈な人気があるようです。

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勲章「オフィシエ」とは何か

オフィシエは仏国で定義されている勲章の位の一つ。
様々な勲章で使われている位なので混同することも多いものです。

北野さんが既に１位と３位を取得しているのは、
フランスで最高位の文化勲章である芸術文化勲章。
こちらはフランスの文化大臣から授与される由緒ある勲章です。

今回北野武さんが受け取ったのは、
国ではなく数ある仏騎士団の中でも最も由緒ある団体のひとつ「シャンパーニュ騎士団」が、世界各国の政財界や芸術 家、業界人などに叙任するもの。
芸術文化勲章と違い、比較的個人的な勲章です。

今回の北野武さんの受章は、シャン パンメーカー「ローラン・ペリエ社」の推薦によるものといいます。
オフィシエとは名ばかりで特別高価なものではありません。
こちらは女優の川島なお美さん、辰巳琢郎さん、ソムリエの田崎真也さんなどが受賞しています。

今回送られたと見える「騎士の証（勲章）」の画像。ちゃちいな

ちなみに、フランスの文化大臣が贈与する
フランス芸術文化勲章は次のようになっています。

第一位はコマンドゥール（騎士団長）

第二位がオフィシエ（将校）

第三位がシュバリエ（騎士）

となっており、北野武さんはこのうち第一位、第三位をそれぞれ取得しています。
第二位を取れば確実に在命中日本人では唯一になりますね。

仏国芸術文化勲章3勲章を全て受賞することの意味

ということで、今回北野さんは芸術文化勲章の３冠はしていないわけなのですが、
もし３冠したとしたらどれくらい意義のあることなのでしょうか？

それは、おそらく存命する日本人で唯一の３冠と言っても過言ではないのではないでしょうか。

仏国の芸術文化勲章は同じく仏国のレジオンドール勲章に比べて非常に取得が難しいもの。
一例を上げると年の受賞者は同じコマンドゥールでもレジオンドール勲章が年に最大1250人受賞するのに対し、芸術文化勲章は年50人までという規定があります。

過去この３つの勲章を全て受け取っている人物は
日本では美術史学者の秋山光和（2009年没）さんのみ。

ちなみに、２つの勲章を持っている人物は
北野武さんを含めて、石井好子さん、加藤周一さん、
大岡信さん、岸恵子さん、5代目坂東玉三郎さんなど。

世界各国の人物に提供しているといっても、
実際に受け取れるのはかなりの技術を持った人物だけです。


フランスではお笑い芸人、テレビ司会というよりも
芸術家として根強い人気を誇っている北野武監督。

次はシャンパーニュ騎士団もいいですが、
フランス国から芸術文化勲章を貰うことになるのでしょうか？
これから気になりますね！

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タグ：北野武 オフィシエ